妊娠と下肢静脈瘤

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前回は妊娠まえから葉酸を摂取する必要があることをお話ししました。今回は静脈瘤です。
中年の女性（失礼）でふくらはぎのあたりに血管がこぶのようになっている人を見かけると思います。これは、下肢静脈瘤といい血管の逆流を防止している弁というのが壊れるのが原因で起こります。
立ち仕事の人に多いのですが、男性よりも女性にずっと多いといわれています。これは、妊娠の時に子宮が大きくなって下大静脈を圧迫し、血液が心臓に戻りにくくなるのが関係しています。このため、足の静脈の圧高まり、｢弁｣が壊れてしまうのです。出産すると一度よくなるものの、年齢とともにまた再発してくるのだそうです。
下肢静脈瘤の治療は症状が重いときには手術になりますが、軽症では弾性ストッキングをはくことが治療になります。知り合いの血管外科によると、妊娠中に弾性ストッキングを両足につけることで中年になってからの下肢静脈瘤をかなり予防できるので、彼の奥さんも妊娠したときは弾性ストッキングをはいていたそうです。
欠点はつけると暑かったりすることですが、これで将来の静脈瘤の可能性を少なくできるのであれば、妊娠中一時的に弾性ストッキングをつけるほうが良くないですか。ちなみにお値段は両足で6000-7000円ほどです。
サイズにより売り切れ結構あります。お早めに！

　　　　　　　　　　　　　